アンテナ工事の費用が各社ばらばらなのはなぜ?
テレビアンテナ工事の費用は各社HPをみると、「5,000円~」、「デザインアンテナ1万円!」としているところもあれば、7,8万円の価格表記まで、大きな価格差があるように見えます。
そこで、「すべて込みだと結局いくらなの?」という疑問にお答えすべく、ごく一般的な新築一戸建ての住宅にアンテナを新設した際の実際の施工例をご紹介したいと思います。
新築に人気のデザインアンテナの設置費用は?
冒頭のきれいな青空に映えるテレビアンテナはデザインアンテナの設置例です。設置可能な外壁と、テレビの引き込み口と呼ばれる住居の設備の位置が近かったため、約40分で工事完了となりました。
- 設置プラン:デザインアンテナ設置
- 合計工事料金:34,500円+税
- 設置場所:壁面
- アンテナの種類:デザインアンテナ20素子相当
- 2部屋以上で視聴
- ブースター使用
- 住所:埼玉県入間市
- 階数:2階建て
工事料金は34,500円で、お電話でお伝えしていた料金通りでの工事でした。
白いデザインアンテナが白壁になじみ、お伺いしていたご希望通りの設置工事をすることができました。
受信状況は、放送大学、テレビ埼玉、東京MX、千葉TVとも受信可能でした。
いま話題の「アンテナがきえる」屋根裏設置の費用・注意点は?
屋根裏設置とは、文字通り屋根裏にアンテナを設置することで、アンテナや配線が外から見えず、ご自宅の外観を損なわないための設置方法ですが、単にアンテナを屋根裏に置いて配線をつなげばテレビが映るというものではありません。
分配器(アンテナで受信した電波をテレビを視聴する各部屋にほぼ平等に振り分けをするものです。)がお風呂の天井など、屋根裏以外にある場合やそもそも屋根裏に配線がない場合が多く、その配線工事には一定の知識と工夫が必要です。
そこで気になるのが費用や注意事項ですが、屋根裏設置をしていない会社や実施していても料金が大幅に異なる場合もあり、各社HPや電話で確認する必要があります。
また、配線状況や分配器の位置との兼ね合いで、工事担当者によっては技術上難しく「電波状況が悪いので…」と断られてしまうこともあります。
もし可能なら、屋根裏に配線や分配器があるかを確認してから、屋根裏設置ができるかどうか電話で相談すると確実です。
そこで、ベストアンテナ工事ではごく標準的な工事をセット工事価格として提供しています。
先ほどの写真は実際の施工例で、全て込みで32,500円+税で工事が完了しました。
なお、テレビが設置済みの場合には、チャンネル設定も1台無料で行います。
- 設置プラン:地デジアンテナ工事
- 合計工事料金:32,500円+税
- 設置場所:屋根裏設置
- アンテナの種類:八木式アンテナ20素子
- 2部屋以上で視聴
- ブースター使用
- 住所:千葉県松戸市
- 屋根の形:寄棟
- 階数:3階建て
- 太陽光パネル:あり
参考:埼玉県上尾市の施工例(地デジアンテナ工事32,500円)
アンテナ工事の費用と注意点
アンテナ工事にかかる費用を検討する際には作業代や配線工事、2部屋以上で視聴する際はブースター(受信電波の増幅器のことで、正常に視聴するために必要な電波状況を確保できない際に使用するもの)が含まれているかどうかを比較検討することが重要です。
破格の安さに見える場合の多くは、アンテナ本体のみの価格表示であることがほとんどです。
あるいは、すでにアンテナが設置されている住宅への追加工事や非常に電波状況が良く、ブースターが不要な工事の価格表示です。
新築一戸建ての場合、アンテナを新設することになります。
八木式アンテナの価格表示の底値が安いからといって、現実的に可能な工事料金やデザインアンテナ、屋根裏設置の値段も安いとは限りません。
ブースターがないと、2部屋以上に電波を分配しテレビを視聴する際には、電波が弱くなり正常に映らなくなる場合が非常に多く、そのような場合には設置が必要です。
まとめ
ブースターパックの工事料金は、ブースターがない場合よりも料金が高くなるため、価格表示されていない場合があります。
また、工事当日になって「あれ??1万円で設置できると思っていたのに・・」と戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
そこで、今回は、ごく一般的な新築一戸建ての住宅にアンテナを新設した際の実際の施工例と気になる費用をご紹介しました。