目次

1.屋根裏設置とは?

屋根裏設置とは、地デジアンテナを屋根裏に設置する工事のことです。地デジアンテナには2種類あり、魚の骨のような形をした八木式アンテナと多くは四角いコンパクトな形状でデザイン性の良いデザインアンテナまたは小型アンテナがありますが、従来は屋根の上や外壁に設置していたものを屋根裏に設置することで、家の外からアンテナや配線が見えなくなる施工方法です。 各部屋でテレビを視聴するための配線工事は専門知識(同軸ケーブルや分配器・分岐器を使用した配線に関する知識、いんぺい配線と呼ばれる家の中の壁に配線を通す工事方法、階数に応じた配線の知識等)が必要なため、アンテナ専門業者に依頼する必要があります。

設置条件

  • 屋根裏に通じる点検口があること
  • 約1m立方以上のスペースがあること
  • 金属以外の屋根であること(瓦・カラースレート(コロニアル)等は屋根裏設置OK)
電波状況については、屋根裏で電波測定を行い、十分良好であることが必須です。 屋根裏に限らないことですが、電波状況の決定要素は、以下のものに大きく左右されます。
  • 電波塔の方角とアンテナの向き
  • 地面からの高さ
  • 高さのある建物が電波を遮る可能性があるかどうか
屋根裏設置は一見すると家の中にアンテナを設置することになるので、電波状況がかなり悪くなるように思われますが、上記の項目と比べると、屋根の厚さが電波状況に与える影響は小さく、通常、外に設置することができる電波状況であれば設置可能です。

2.屋根裏設置のメリット

屋根裏設置には以下のようなメリットがあります。
  • 雨風や雪によるアンテナや配線の経年劣化を防ぎ、耐用年数が長くなる
  • 自宅の外観を損なわない(家の外から見てアンテナを設置していることがわからない)
  • 台風や突風時の屋根上のアンテナの倒壊・落下の危険がない
  • 鳥害がない
  • 屋根の上を配線がつたわないので、見た目・耐久性◎
見た目や倒壊リスクの面で屋根裏設置はメリットがあります。補足すると、デザイン性に優れたデザインアンテナを外壁に設置する場合でも、アンテナの配線が意外と目立ってしまうことがあります。それは、デザインアンテナの設置場所とご自宅のテレビ用アンテナの引き込み口が反対になるときです。そのような場合に屋根裏設置を選択すると、アンテナだけでなく、配線も隠すことができます。

3.気になるポイント1:太陽光パネルがあっても大丈夫?

太陽光パネルを設置している場合、アンテナを向けるべき方角の屋根にパネルがあると屋根裏設置が難しい場合があります。ただし、電波測定の結果、アンテナを向ける方角に太陽光パネルがなく、安定した電波状況を確保できる場合が多いので、諦めず設置の依頼を検討していい事例です。

4.気になるポイント2:屋根裏は電波状況が悪いの?

確かに、アンテナの外観が気になるだけなら、デザインアンテナを外に設置すれば十分なのですが、屋根の形状や電波塔(スカイツリー)の方角と壁面の兼ね合いでデザインアンテナの外壁設置が難しい場合があります。それは、外壁設置だと、どうしても地面からの高さが屋根の上と比べて低くなるからです。ですが、屋根裏設置であれば、屋根の柱の頂点近くにデザインアンテナを設置すれば、地面からの高さが外壁設置より高くなり、屋根の上と同等になります。

5.気になるポイント3:屋根裏設置は費用が高くなる?

屋根裏設置だからといって、電波が悪くなるわけではない以上、使用するアンテナは外壁設置等の場合と同じですので、ベストアンテナ工事ではアンテナ本体の値段が高くなることはありません。 電波状況については、屋根裏で電波測定を行い、十分良好であることが必須です。屋根裏に限らないことですが、電波状況の決定要素は、以下のものに大きく左右されます。
  • 電波塔の方角とアンテナの向き
  • 地面からの高さ
  • 高さのある建物が電波を遮る可能性があるかどうか
屋根裏設置は屋根の下にアンテナを設置することになるので、一見すると電波状況がかなり悪くなるように思われますが、上記の項目と比べると、屋根の厚さが電波状況に与える影響は小さく、通常、外に設置することができる電波状況であれば設置可能です。屋根裏設置を希望する場合には、屋根裏の電波測定結果や追加費用を確認しておくと安心です。 屋根裏設置には、各部屋でテレビを視聴するための配線工事について、専門知識(同軸ケーブルや分配器・分岐器を使用した配線に関する知識、いんぺい配線と呼ばれる家の中の壁に配線を通す工事方法、階数に応じた配線の知識等)が必要ですが、ご自宅の分配器の位置によっては、作業者が2人でないと時間がとてもかかったり、工事自体が難しい場合があります。ベストアンテナ工事では作業者2人で効率よく工事しますので、確実に屋根裏設置が可能です。また、費用も高くありません。 参考:アンテナ工事の費用相場は?実際の施工例とともに徹底解説!

6.気になるポイント4:デザインアンテナでいいのでは?

屋根裏設置にはデザインアンテナにはないメリットがあります。
  • 雨風や雪によるアンテナや配線の経年劣化を防ぎ、耐用年数が長くなる
  • 屋根の上を配線がつたわないので、見た目・耐久性◎
デザイン性に優れたデザインアンテナを外壁に設置する場合でも、アンテナの配線が意外と目立ってしまうことがあります。それは、デザインアンテナの設置場所とご自宅のテレビ用アンテナの引き込み口が反対になるときです。そのような場合に屋根裏設置を選択すると、アンテナだけでなく、配線も隠すことができます。また、デザインアンテナの外壁設置は①電波状況と②隣の住居と接しておらず設置可能な壁面の方角等から設置が難しい場合がまれにありますが、屋根裏設置は外壁設置より地面からの高さが高くなるため電波状況が良く、アンテナ工事が可能となることがあります。 近年、スペースを取らないデザインアンテナを屋根裏に設置することが増えており、デザインアンテナの外壁設置と並んで人気の工事です。

7.気になる費用と施工例

ここまでお読みになった方は屋根裏設置のメリットや業者に依頼する際の気になるポイントについて把握されたことと思いますが、実際にどのような工事となるのか、また、費用も気になるところだと思います。そこで、施工例をいくつかご紹介したいと思います。

ケース1:埼玉県上尾市の施工例

  • 設置プラン:地デジアンテナ工事
  • 合計工事料金:32,500円
  • 設置場所:屋根裏設置
  • アンテナの種類:八木式アンテナ20素子
  • 2部屋以上で視聴
  • ブースター使用
  • 住所:埼玉県上尾市
  • 屋根の形:片流れ
  • 階数:3階建て
参考:【地デジアンテナ工事】実際にかかった費用を公開!(埼玉県上尾市・屋根裏設置)

ケース2:埼玉県上尾市の施工例

  • 設置プラン:地デジアンテナ工事
  • 合計工事料金:32,500円
  • 設置場所:屋根裏設置
  • アンテナの種類:八木式アンテナ20素子
  • 2部屋以上で視聴
  • ブースター使用
  • 住所:千葉県松戸市
  • 屋根の形:寄棟
  • 階数:3階建て
  • 太陽光パネル:あり
参考:アンテナ工事の費用相場は?実際の施工例とともに徹底解説!

新築への入居や転居作業で多忙な方が多いかと思いますが、屋根裏設置のメリットとポイントを押さえて大切なご自宅の外観を損なわないアンテナ工事を検討してください。屋根裏設置はアンテナ工事の中でも特に、特殊な工事が必要で、アンテナ工事専門業者への依頼が必要です。各工事の様子をお知りになりたい方は千葉県柏市の屋根裏設置(デザインアンテナ)を例にしたこちらの記事をご覧ください。 参考:千葉県柏市の屋根裏設置(デザインアンテナ)