テレビをみるためには必ず必要なのがアンテナです。そのアンテナのなかでも最近非常に人気の高い「デザインアンテナ」ですが、 “電波の受信力が弱い” など、ネガティブな評判も耳にします。
そこで今回当記事では、
- デザインアンテナとはどんなアンテナなのか
- デザインアンテナのメリット・デメリット
- デザインアンテナ取り付け業者の選び方
上記3つのポイントを中心に、デザインアンテナについてわかりやすく解説していきます。
デザインアンテナとは一体どんなアンテナなの?
参考:34,500円+税でデザインアンテナのベランダ外壁設置ができました(埼玉県川口市) – テレビアンテナ工事なら
デザインアンテナとは、文字通り、「デザインのよい地デジ用アンテナ」です。上図のように形は縦長のボックス型、色はホワイト・ブラウン・ブラックなどが用意されていて、外壁に馴染んで目立たないように設計されています。
設置箇所は壁面がもっとも多く、条件が合えばベランダや屋根裏などにも設置されます。外部からアンテナがみえない「屋根裏設置」を希望する方は多いのですが、設置条件が制限されるため、どこでも簡単に設置できるわけではありません。
この「屋根裏設置」については、のちほど詳しく説明します。
デザインアンテナと八木式アンテナの違い
テレビアンテナといえば、魚の骨のような形をしたアンテナを想像する人も多いのではないでしょうか。このタイプのアンテナは「八木式アンテナ」とよばれており、テレビが出始めた頃から現在に至るまで、長い間一般的に利用されてきました。
デザインアンテナは八木式アンテナよりも若干電波の受信力が弱いとされていましたが、性能が高くなるにつれ、オシャレで目立たないデザインアンテナを選ぶ人が増えています。
デザインアンテナの性能を決める3つのポイント
デザインアンテナの性能がアップしたといいましたが、そもそもアンテナはどういった点に気をつけて選べばいいのでしょうか。
ここではアンテナの性能を決める3つの要素について解説します。
1.動作利得
動作利得とは簡単にいえば、「電波受信の感度」を表す言葉です。通常、dB(デシベル)で表示され、このdBが大きいほど「利得が高いアンテナ」、すなわち受信性能がよいアンテナということになります。
動作利得はあとから説明する「素子数」と「電界強度」に大きく関わっていて、単体でその性能が確定するものではありません。きれいな受信状況のためには、この3つの要素をバランスよく設定する必要があるのです。
2.素子数
素子というのは、八木式アンテナの骨に当たる横棒のことで、この数が多いほど受信感度はよくなります。一般家庭では主に「20素子」のアンテナを使用しますが、デザインアンテナの場合デザイン上素子がみえないので、「20素子相当」のように表示されるのが一般的です。
「20素子八木式アンテナ」と「20素子相当デザインアンテナ」は、ほぼ同等の性能だと考えて差し支えありません。
またアンテナは一般的に、高い場所の方が受信感度はよくなります。屋根の上に設置される八木式アンテナに対して、屋根より下に設置するデザインアンテナの性能が低いといわれるのは、性能差よりもじつは設置高さによる影響が大きいのです。
3.電界強度
テレビ電波の強さを「電界強度」といい、電波塔からの距離や障害物の有無によって、「強電界(80dB以上)」「中電界(70dB以上)」「弱電界(60dB以上)」という3つのエリアに分類されます。
よく「デザインアンテナは強電界以外には設置できない」という話を耳にしますが、アンテナ性能の向上と東京スカイツリーでの運営が開始されたことで、強電界以外でも設置できる箇所が増えてきました。
周辺住宅のアンテナや向きをみれば、ある程度電界強度は予想ができます。しかし適正な取り付け位置を決めるには、4K8K対応のレベルチェッカーを用いて調査をしなくてはなりません。
電界強度についての詳しい記事はこちら>>>
デザインアンテナ設置のメリット・デメリット
デザインアンテナは人気が高いですが、なにごとにもいい面と悪い面があるものです。ここではデザインアンテナの主なメリット・デメリットをまとめておきます。
メリット | デメリット |
景観を壊さない | 受信感度が若干劣る場合がある |
強風など、天候の影響を受けにくい | 電波塔方向に高い建物があると、受信状況に影響を受ける |
屋根を傷めずに済む | 壁に穴を開ける場合がある |
鳥害を受けにくい | 工事費用が割高 |
気になるデメリットについては、さまざまな対応策があります。まずは地デジアンテナ専門業者「ベストアンテナ工事」にご相談ください。
失敗しない!デザインアンテナ取り付け業者の選び方
ここまではデザインアンテナ本体について解説してきましたが、今度はいよいよ「デザインアンテナ工事」のお話になります。
結局のところ、信頼できる業者に依頼できるかどうかが一番重要です。デザインアンテナ取り付け業者の選び方のポイントをしっかりと押さえていきましょう。
デザインアンテナ工事はどこに頼む
デザインアンテナ設置は、下記のいずれかの会社に依頼するのが一般的です。
- ハウスメーカー(自宅を建築した会社)
- 家電量販店
- ホームセンター
- 近所の電気店
- アンテナ工事専門店
結論からいいますと、間違いなく「アンテナ工事専門店」での設置がベストです。なんといっても「豊富な専門知識と技術力」がありますから。
有名な家電量販店や自宅を建ててもらったハウスメーカーなどの方が安心だと思われるかもしれませんが、こういった大手企業の工事は、すべて下請け業者がおこないます。つまり必ず「仲介マージン」が発生するとということです。
また担当になった下請け業者によって、当たり外れが大きいのも不安材料のひとつ。
とはいえ、一般的な知名度のないアンテナ工事専門店のなかから、どの業者を選べばいいの悩んでしまいますよね。
ここから具体的な選び方のポイントをお話していきますが、まずは一番気になる「工事費用」からみていきましょう。
デザインアンテナ工事費用の相場は
デザインアンテナの工事費用をネットで調べてみると、下は1万円台から上は8万円程度まで、非常に開きがあります。これは前提となる工事内容が、それぞれバラバラなことが原因です。
「1万円〜」という表示価格の場合、本体価格と最低限の工事のみというケースがほとんど。
屋根裏設置やブースター設置は追加工事となり、結局は5〜6万円になってしまいます。
ちなみにブースターがないと、2階以上のテレビへ分配する際に、映りが悪くなる可能性が高いです。ブースターは設置するものと考えておいたほうがいいでしょう。
ベストアンテナ工事では、必要な工事をまとめた「セットプラン」をご用意しています。※アンテナ本体・部材・電波調査・配線工事・出張費・作業費・チャンネル設定込み
デザインアンテナ+ブースターのコミコミ価格:34,500円
当社のコミコミ価格をひとつの目安にして価格をリサーチしてみると、おおよその相場がみえてくるのではないでしょうか。
工事業者の選び方はここをチェック
おおよその工事費用がつかめたところで、もう少し具体的に工事業者の選び方を解説します。
違いは電話見積もりでわかる
現場の状況で工事の難易度は変わる側面があるため、正確な工事費用は現場調査後に確定するのが一般的です。もちろんベストアンテナ工事でも現場調査はおこないます。
しかし基本的な費用は事前にホームページへ公開してありますので、お電話で状況を伺えばほとんどの場合、あとから追加料金が発生することはありません。
実際当社で工事をされた約95%のお客様は、追加料金ゼロ円で工事を完了しています。
基本作業・オプション工事費用の概算を確認するにはこちら>>>
保証サービスは充実しているか
アンテナは外部に設置することが多く(屋根裏設置が可能なケースもあります)、雨風や日射しによって劣化が激しい設備です。また高所に設置しますので、強風による倒壊のおそれもゼロではありません。
そこで重要になってくるのが、「保証サービス」です。
きちんと営業している業者であれば、必ず保証サービスを設定しています。当社では、
- 10年間の倒壊保証
- 5年間の受信保証
をご用意しています。保証期間中に故障があれば、もちろん無料で交換。
アンテナにはどうしてもメンテナンスがつきもの。最低でも5年以上の保証を設定している会社を選びましょう。
「防水加工」「屋根裏設置」など工事内容の違いを確認
最後に工事内容の違いについて説明したいと思います。
工事内容はどこの会社でも同じと思うかもしれませんが、「防水加工」「屋根裏設置」の2点には特に注目してほしいところです。
デザインアンテナを外部に設置するケースでは「防水加工」が非常に重要だとベストアンテナ工事は考えています。
なぜなら、固定ビス穴、配線のジョイント部といった箇所から、劣化がはじまりやすいからです。しかし防水加工を軽く考えている業者も決して少なくありません。
また、最近屋根裏設置を謳っている設置業者が増えてきましたが、本来屋根裏設置工事は専門的な知識が必要なむずかしい工事です。
こういった知識があるかどうかは、これまでにおこなった屋根裏設置工事の実績を確認してみることで、ある程度判断できます。
防水加工と屋根裏設置の詳細はこちらの記事で確認してください>>>
ここまで駆け足で説明してきましたが、ようはしっかりとした知識と技術のある信頼できる業者に依頼することがとても重要だということです。ぜひ当記事に書かれた「取り付け業者の選び方」を参考にしてくださいね。